かんさいぼうがん

肝細胞がん

最終更新日:
2020年08月14日
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2020/08/14
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治療

肝細胞がんの治療法の主たるものは肝切除、ラジオ波焼灼療法(RFA)、肝動脈塞栓(そくせん)療法(TACE)、分子標的治療薬を用いた化学療法の4つであり、病状によっては放射線治療や肝移植が考慮される場合もあります。

肝細胞がんの多くは慢性の肝疾患、特に肝硬変を背景に発生することから、治療法の選択には患者の肝臓の機能がどれくらいあるか(肝予備能)と、がんの進行度(腫瘍の大きさ、個数など)によって決定されます。

たとえば、肝予備能が保たれている場合、肝細胞がんが1個の場合には大きさにかかわらず肝切除が選択され、肝細胞がんの大きさが3cm以下で個数が3個以下の場合にはラジオ波焼灼療法(RFA)が選択されます。

一方、肝細胞がんの個数が4個以上の場合には肝動脈塞栓療法(TACE)が推奨されますが、最近、肝細胞がんに対する新しい分子標的治療薬が保険適用となり、化学療法の単独使用や他の治療との併用治療を選択することも増えてきました。さらに、がん細胞に対する免疫を活性化する治療薬である免疫チェックポイント阻害剤が肝細胞がんにも有効であることが明らかになってきましたので、今後は免疫チェックポイント阻害剤を含めた化学療法が治療の中心となってくるものと期待されます。

しかし、肝予備能が著しく低下している場合にはこれらの治療を行っても十分な効果が得られないため、肝移植が必要となります。

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